1994年F1-サンマリノGP予選第2日目
悪夢再び。
前戦でデビュー・完走を果たしたばかりのローランド・ラッツェンバーガーが、ヴィルヌーヴ・カーブを曲がることなくクラッシュ。
前周にコースアウトしてフロントウィングを傷め、ヴィルヌーヴ・カーブ直前にウィングが脱落・コントロールを失ったとされている。
F1公式プログラム中では1982年カナダGPでのリカルド・パレッティ以来12年ぶり。
テストでの死亡事故を含めると1986年のエリオ・デ・アンジェリス以来8年ぶりの死亡事故。
長らく死亡事故のなかったF1では、「安全神話」「F1では死亡事故は起きない」と言われてきた。
それが、この日、終わった。